設計スタッフの徒然話
よく質問される専門用語~その4~「巾木」
こんにちは
ながーいゴールデンウィークもおわり 新緑がキラキラして夏が近づいてきた感じがしますね
さて、よく質問される専門用語~その4~
今回は「巾木」(はばき)です
これは割と知名度高め?かもしれません
内装造作材のことで、壁の床付近についている部材です
↑分かり易く床や壁の色が違う場所で巾木が白いとこうなります。
きっと皆さんのお住まいにも付いているはず
巾木のデザインにも種類がありますが、上の写真はシンプルで目立ちにくいタイプです
この巾木
ただ付いているだけではなく、ちゃんと意味があります。
床と壁の取り合いに出来る隙間を隠したり、掃除機などぶつかるときに壁を守ってくれたり。
時にはデザイン面でのことであったり。
この小さい部材ですが、結構働きモノですよね。
そして小さいけれどインテリアにも大きく影響してきます。
例えば色合わせ
↓こちらのインテリアでは建具(ドア)と床の色味が近いです。合わせて巾木も同系になっています。
↓一方こちらも建具(ドア)と床の色味が近いですが、巾木はすっきりホワイト系。
巾木だけの変化ではないですが、
たかが巾木されど巾木
インテリアのテイストに大きく影響してきます。
アイコーホームではシンプルですっきりしたデザインにすることが多いので
巾木も小さ目で、壁と同化して目立ちにくい白系にする事が多いです。
また、普通の床との取り合いにつける巾木の他に階段に巾木を付けるか否かという問題もあります
床以上に階段の巾木は目線の高さで見えてきたりするので結構目立ちます
↓巾木が無いとこのようにすっきり
ガタガタと巾木を付けると見た目すっきりしないのと、段板だけの掃除で済まなくなり、巾木の上にどうしても積もってしまう埃を拭くのも少々手間です・・
そのような理由から階段に巾木をつけないことを通常としています。
中にはどうしてもつけたいという方もいらっしゃるのでその場合は
↓このように斜めにささら材がある階段にすることもあります。
この場合もやはり色合わせ次第では少々昔っぽい雰囲気になってしまうことも
階段は 段板(踏むところ) 蹴込板(たての板) ささら(壁面に斜めにある板) があります
これら同じ色なのと、
段板だけ木の色で他は白色 なのとでは、大分雰囲気が違ってきます。
このように巾木といえど色々考えることがありますね。
アイコーホームとしてのおすすめはありますが、
お好みの部分もあると思いますので気になる方はご遠慮なくご相談ください