住まいの情報
中庭のある家でワクワク
こんにちは。いよいよ師走を迎え気ぜわしくなってきました。
年内にお引き渡しして新年を新築住宅でお迎えになるご家族や、
年明けよりいよいよ工事が始まるご家族など様々ですが、
順調に工事が進み皆様のご期待に添えるよう、
私共スタッフ一同取り組んでいるところです。
●魅力的な中庭空間(コートハウス)のメリット
ところで話しは変わりますが、コートハウスと呼ばれるような
中庭のある住宅ってなにか楽しそう♪って思いませんか?
リビングから繋がる中庭で人目を気にせず、例えば家族でバーベキューを楽しんだり、
プライベートスペースとして趣味や憩いの場にするなど活用方法は様々です。
杉並区でも同様ですが、隣家との距離が近く、プライバシーを気にしながら
生活することの多い東京などの都市部では、
陽当りや風通しと同じように設計時の工夫として
中庭は大変有効な選択肢かと思います。
ありがちなケースとしては、大きめの敷地が分割販売され、
間口が狭く奥行の長い「うなぎの寝床」的な敷地形状の場合や
隣地の建物と近接していて、窓をつけても採光や通風を得ることが
難しいような敷地環境などの場合が考えられるかもしれません。
もちろん敷地が開けていて、そのような配慮が不要な場合にも
プライバシー確保という面からの工夫として有効かと思います。
中庭をとおして採光を確保し、暗くなりがちな奥行の深さを克服したり
隣家が四方から迫り窓からの視線が気になる場合などには
中庭を使って窓が向き合わない様にするなど、
設計上の工夫が活かせて、たいへん有効な方法です。
上手に設計をすれば家族のプライベートを大切にしつつ
多彩に活用できる半戸外のような外部空間を創ることも可能です。
京都の町屋をご存じでしょうか?
長屋のように隣家と繋がっている住宅の中に、
それほど広くはありませんが中庭が設えてあり、
落ち着いた中に植木などでデザインされた
中庭が住まいの中に豊かさを演出しています。
中庭の作り方としては主に
1.ロの字型
2.コの字型
3.L型
の平面計画をしますが、住宅のどの位置に中庭を造るかや、
高めの目隠し壁等を組み合わせるなどによってその効果も多種多様です。
暗くなりがちな住宅の中央付近に位置させることで、
風通しも改善したり、家全体を明るい印象にすることもできますし、
更に場合によっては室外の設備設置の設置スペースにも利用できます。
●中庭空間で考えられるデメリットの可能性
メリットの多い中庭空間ですが、いくつかのデメリットも考えられます。
建物の外形が複雑になりがちで、たとえば正形の広い部屋を取りにくくなったり、
廊下などの使えないスペースが増える可能性などプランニングへの影響や、
更に外壁面積が増えるので断熱性能への配慮や建築コストが多めにかかる場合もあります。
依頼先の建築会社と良く打合せをして納得できる計画にすることが大切です。
私の個人的な見解ではありますが、限られた土地面積の中で住宅を設計すると
どうしても可能な限り広い面積を確保するように設計してしまいますが、
あえて一部を削って、中庭や箱庭、または広いバルコニーなど
遊びや余裕のスペースを造った方が先ほど例にあげた京都の町屋のように
豊かな空間・生活を得られることもあるのではないかと感じています。
新しい住宅でこれからどのような生活をしたいか?
ワクワクするようなイメージをご家族が描けるような
家づくりになったら素晴らしいのではと思います。
なんかそんなアイデアないかな~?なんてお考えの方がおられましたら、
どうぞアイコーホームにお気軽にご相談ください。
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