住まいの情報
住宅における浸水被害対策を考えておこう
お盆休みも終わり、いよいよ仕事を再開された方も多いかと思います。
私自身はまだ休みを取っていないのですが、それにしても今年の夏は天候が不順というか・・・
晴れ間の少ないジメジメした梅雨がずっと続いているという感じですね。
近年では連続して長い間雨が降ったり、所謂想定外の状況が発生し
大雨や台風による災害の話題が頻繁にニュースを賑わしています。
1時間当り100ミリを超すレベルの集中豪雨も頻発し、「過去最多」などもう耳慣れするくらいの状況です。
そして被害に合われた方々が異口同音に話すことは、「今まで経験したことがない」など
思いもよらない未経験の災害が発生しています。
このようなことが続くと、自宅のある地域での住まい浸水対策の基本などについても
一度見直しや確認をしておいた方が良いのではないでしょうか。
東京都でも、自宅のある地域について、まずは「水害に関する危険度をハザードマップ」によって
水害などが発生する危険度を確認することを推奨しています。
Webで「地域名・ハザードマップ」と検索していただくと表示されると思います。
閲覧できる水害用のハザードマップは概ね2種類あり概略は以下のとおりです。
1.洪水ハザードマップ 河川や内水による洪水を予想し避難に役立つよう作成された。
2.浸水ハザードマップ 地下空間の浸水対策用に作成した浸水実績図
更にご心配な方は、自宅周辺の浸水実績を電話で問い合わせもできたりするそうです。
まずは一度確認してみることをお勧めします。
また、ハザードパップが見直しをされることがありますので、一定期間が過ぎたら
再度確認した方が良いでしょう。
では「洪水ハザードマップ」に記載されてない地域であれば
安心なのかというと決してそうではありません。
たとえば全体的に高台の地域でも、一部すり鉢状の地形になっているところには
ピンポイントに雨が降ったり、又は想定以上の量が降った場合にリスクはあります。
又、道路面よりも低い位置にある駐車場や地下室などが、
実は都市型浸水被害の大半を占めているともいえます。
実際私も道路より低く作られた住宅の駐車場がプールのように浸水し、
車が水没していることを目にしたことが何回かありますし、
以前には外階段で降りていく住宅の地下室に水が一気に流れ込み、
その中にいた人が命に及ぶ危険にさらされたなどの報道も比較的近所で起きています。
土のうや止水板などを用意されている住宅も増加しているようです。
また残念ながら土のうを用意できない場合などは、
水を入れたゴミ袋やビニール袋を段ボール箱の中に詰めた「簡易水のう」を代用とするなどの
アイデアを紹介しているサイトもあったりしますので、
ご自分やご家族そして財産や命を守るためにも、
もしもの時の対策や、どのルートで避難するかなどを普段から考えておく必要もあるのではないでしょうか。
会社名:株式会社アイコーホーム
住 所:〒168-0072 東京都杉並区高井戸東3-6-3
電 話:03-3334-0334