ちょっと・・ひとり言
200年住宅について
あっという間に4月も終わり 、若葉生い茂る、新緑眩しい季節♪
いよいよゴールデンウィークを迎えて、皆さん心弾む時期ですね(^.^)
当社では、交替で休みをいただくようになっています。
もしご来社いただくようでしたら・・・ご一報いただいた方が良いかもしれません。
宜しくお願い致します。
ところで・・・
最近・・・200年住宅という言葉が、住宅業界では盛んに飛び交っています。
簡単に言いますと・・・、一戸建てや集合住宅を問わず、住宅を200年程度使えるようにして
今までのようなスクラップ&ビルド(壊しては造り、造っては壊すということです)を止めて
「量」から「質」の時代へ・・・住宅自体の資産価値を高め
良質な住宅のストックを増やそうという・・・国の政策です。
かつての日本の住宅政策はある意味「量」の確保を追求してきました。
戦後の日本では420万戸もの住宅が不足し、
合わせて高度経済成長期という時代背景が重なったこともあったのかと思います。
しかし・・・今や地球環境問題への影響や産業廃棄物問題の深刻化など
次世代への影響に加え、
日本では国民が成熟社会に相応しい豊かさを実感できておらず
少子高齢化による労働人口の減少や、福祉負担の増大、
更に、高すぎる価格の割りに・・・日本の住宅の平均寿命は
約30年とイギリスなどの諸外国に比べ極端に短い・・・など
複合要因もあいまって
ストック重視の住宅施策に転換を図るということです。
「何世代にも渡って・・・住み継げる家」
一戸建ての住宅建築に携わっている私としては、
このキーワードに、果たして現在の日本人の感覚が付いていけるか?
古い家を直して使うということが受け入れられるようになるのか多少疑問も残りますが・・・
しかし少し広い視点に立って考えれば・・・当然必要なことであると思います。
当社でも既に対応を始めていますが、建築業者だけでなく、家を求める方々も含めて
ひとつの流行や、イメージ先行の内容ではなく
本質的な部分で考えていけたら
きっと次世代の人々に、良いストック住宅を残せていけるのではないでしょうか。