ちょっと・・ひとり言
便器の工場を見学
いよいよ11月も残り一週間!更新します(~_~;)
この度 取引業者さんのお誘いで、住宅なら必ず使われる便器を製造しているTOTO工場を見学できました。
以前より一度は見学してみたいと思っていたのですが、
なかなかその機会がなく・・・ようやく恵まれた次第です。
住宅の衛生陶器でなじみのあるTOTOさんは、今年で90周年を迎えたとのこと。
広大な敷地に数多くの工場やビルが立ち並び・・・TOTO団地のような様相です。
今までにも床板やシステムバス等の組立工場を見学してきましたが、
いつも驚かされるのは、ハイテクで自動化された加工工程でした。
今回も衛生器具のシェアとしては業界1位のメーカーさんなので・・・
当然自動化が進み、無人化された工場なんだろう・・・と予想したのですが・・・。
訪問してみると、当然自動化はされているのですが・・・扱っているのが陶器ということもあり、
以外と人の手で行っている工程が多かった印象です。
目視などによる検査や組立などの工程、そして以外だったのは・・・
TOTOというおなじみのマークが、一台づつ人の手によって刷り込まれていることです。
体験コーナーなどもあったのですが、確かにラインの中で担当者により刷り込まれていたので、
ミクロで見れば一台づつ違うのかもしれませんね(^^ゞ
そして一番驚いたのは・・・陶器なので・・・
形が、成型→乾燥→施釉→焼成という工程の中で15%も小さくなることです。
↑左側から成型時・乾燥時・完成時(焼成)の大きさです。
焼き物をされる方は用意に想像がつくかと思いますが・・・成型されたばかりの便器を見ると・・・
誰がこんな大きな便器を使うの?と思うようなひと回り大きなサイズです。
しかも男性用の便器は、何故か?前のめり??
聞くところによると、焼成するとサイズが変わるだけでなく、ものの形自体が変化するので・・・
焼成(完成)後の形を予想し、微妙なカーブや傾斜など様々な部分を検討するのだそうです。
その為に形成用のカタについて試作を沢山行い、完成形にする為に少しずつ補正していくのだそうです。
意外とアナログ?ですね♪
なるほど・・・できあがった便器はいつも見ているものですが・・・
こんなにも形が変化する工程は初めて見ることができ、
いわゆる組立加工などと違った難しさがあることを実感することができました。
たったひとつの便器ですが・・・
高機能ウォシュレットや汚れにくいものなど、相変わらず競争の激しい分野です。
更に使い易い、そして掃除の手間が掛からない・・・人に優しい便器ができることを祈っております。
お世話になった皆さん♪ありがとうございました(^.^)