ちょっと・・ひとり言
建築士試験
今日は、平成19年度の二級建築士設計製図試験が各地で行われています。
課題の内容は「住宅地に建つ喫茶店併用住宅(木造2階建)」
11時30分から4時間30分の間に設計して要求される図面を全て完成させなければなりません。
今頃・・・戦い終わって・・・やったぜ!と思っているのでしょうか?
それともがっがりしているのでしょうか?
誰とは言えませんが?知人が受験しているもので・・・
今頃どんな顔してるんだろうか?と少し心配しています(^^ゞ
弊社を一級建築士事務所にするため、随分前ですが一級建築士試験に取組んだ苦労が懐かしく、
合格した時の感激は今でもはっきり覚えています♪
受験した皆さんご苦労様でした。あとは合格発表を指折り数える日が待っているのですね。
昔から、建築士事務所によっては徒弟制度のような中に
残業も多く給料も結構安いことがあったりして何かと苦労の多い職種ですが、
それでも・・・今より・・・もっと憧れの職種だったような気がします。
あんなカッコの良い建物が設計したい♪など、夢を描いてこの世界に足を踏み入れた人も多くいます。
自分でも初めて設計した住宅をお引渡しする時には、
我が子を渡すような思いと同時に、すごい充実感を味わうことができました。
しかし・・・耐震偽装事件では建築士の信頼も崩れ、業界全体への不信感が言われたり、
更に人口減少時代に入って仕事で苦労するのが眼に見えるようで、
なにか・・・人気も結構落ち目では?と心配しています。
本当は、好きな仕事を通じてお客様から直接「ありがとう!」というお言葉をいただける
素晴らしい仕事だと思うのですが、時代の変化とはいえ残念な思いです。
昨年6月及び12月に建築士法等の一部が改正・公布され、
建築士の仕事について厳正にチェックする体制を整えるという動きも始まりました。
まだまだ問題もあるようですが、
真面目に取組んでいた建築士にとってはひとつのチャンスとも言えるのではないでしょうか。
このような動きの中で、建築士という素晴らしい仕事に
多くの若い人が魅力を感じてもらえるようなったらと願って止みません。