ちょっと・・ひとり言
住宅設計で居心地を考える
昨晩、良質デザインで完成度の高い住宅を建築していることで有名な
宮崎のN社長さんが、出張の途中で東京に寄られるということでお会いしてきました。
しばらくぶりの再会で色々なことをお聞きすることができ楽しく過ごさせていただきました。
現在も次のトレンドを求めて色々と研究されているようで、
一歩も立ち止まらず前へ進むバイタリティには本当に頭が下がる思いです。
その話の中で、自分なりにハッとした言葉がありました。
都市部で設計している人は、建ぺい率や容積率の許す限り目一杯建てようとするクセがあるような気がする。
建物の配置も同様で・・・。そうでなくて気持ちの良い空間にするために何が必要なのか?
場合によっては面積を減らしても・・・と考えると
設計の仕方にも更に自由度が出て来るんではないか?という問いかけでした。
確かに・・・言われなくても・・・出来るだけ制限一杯に大きく建てる、
無駄なスペースを無くして効率の良い設計をするというのは、
狭小地の多い密集した地域では当たり前と思って自然とそのような設計をしていましたし、
それは、これからもほとんどの場合は正解だと思っています。
そうすることによってリビングなどにゆとりが生まれることも確かですし、
南側もできるだけ空けて光が少しでも入るようにしたいと思います。
学生時代から様々な有名建築家のデザインに触れて、
色々な手法があることは多少勉強してきたつもりですが、
果たして住まいに必要なのか?という疑問にもぶつかってきました。
奇抜な家を見ると、やりすぎでは?住み易い家といえるのか?
などなど・・・色々考えながら試行錯誤の連続です。
ですが・・・今回の問いかけで?改めて、本当にそれだけが答えなのか?
もしかするともっと違う答えもあるのでは?と考えた次第です。
居心地を良くする為、無駄を全て省くのではなく、あえて必要な無駄を生かす設計もあります。
たとえば部屋を少し小さくして、チョッとした光庭を作ることによって凄く居心地の良い部屋になることがあります。
最近流行ってきたコートハウスという建て方は今後もひとつのトレンドになるのではないでしょうか。
「そんなの作るんだったら収納が多い方が良い」これも正解です。コストも掛かりますし。
ハウスメーカーさんの展示場のように大きければそんなこともいくらでもできるのでしょうが、
もっとリアルな大きさの中で、必要な部屋数を整えながら、少し違う視点から考えてみるのも必要かなと思いました。
心からくつろげるような部屋、家族がふれあいを持てる部屋。「我が家はいいな~♪」と思える家にする為には、
使い勝手や機能・設備面も大事ですが、
ある面ではお客様に少し我慢していただく部分があっても・・・
料理で言うスパイスのような「これっ!」ていうのがつくれるともっと良いですね。
なかなか文章では表しにくいのですが・・・、最終的にお住まいの方に本当にいい家だ♪
と気に入っていただける家づくりをこれからも心掛けていきたいと思います。
まだまだこれからも勉強です。
先日弊社にお見えいただいたお客様から、
「社長のブログ」を毎日チェックしてますよ♪とのお話がありました。
今までもお読み下さっているとお聞きしたことはあるのですが、
毎日?と言われて・・・なかなか更新ができておらず、正直冷や汗が出ました(~_~;)
H様、こんな拙い文章にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
これからも駄文しか書けないと思いますが、
私を含めアイコーホームを少しでも知っていただければ幸いです。
お読みいただいている方がおられることを励みに、
これからも頑張って書き込みしますので、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
ただ・・・間隔についてはご容赦くださいm(__)m