ちょっと・・ひとり言
住宅の骨組み、無垢の杉柱、国産材を求めて1
昨日、東北方面の製材所に行ってきました。
注文住宅づくりに使用する良質の国産杉柱材などを求めて、
九州から始まり色々なプレカット工場や製材所を訪問していますが、
今回もその候補としてはるばる見学させていただいた次第です。
やはり現地まで足を運び実際に見てくることが大切だと実感しています。
今回も訪問先では色々なお話しをいただき、たいへん有意義な一日になりました。
まだ決定ではないので社名は伏せておきますが、
訪問先では責任者の方に私共の希望をお伝えし、短い時間ではありますが色々お話しさせていただきます。
その中では各社さんの品質に対するお考えも伺うことができ、
しかし・・・やはりはるばる訪問した甲斐もあって、面談してお話ししているうちに互いに理解が深まり
一歩づつ理想に近付いていることが実感できるようになりました
残念なことに・・・
中には、当然と言えば当然なのかもしれませんが、品質最優先ではなく利益追求を最優先にされている会社もあり、
ものづくりをしている会社として疑問を感じることがあったも現実です。
昔から培ってきた日本の匠の技術や、国産材への愛着をたいへん強く感じさせていただきました。
なんで昔はできて技術の進んだ今はできないのか?
今の技術では3階建てまでしかできないことになっているけど10階建てくらいできると思うんですよ。
一夜城で作ってみようかな・・・」などと熱く語る方で、実際に製材工場の中は、木材製品の実験場みたいなことになっていました。
適材適所とは大工さんの言葉だったんだけど、今はそれをしようとしない。
手を抜くことばかり考えていて外材(輸入木材のこと)ばかりに頼っているうちに日本の住宅はおかしなことになってきた。」
・・・すこし耳が痛かったです。
良いモノづくりは、つくる側が好きでなければできません。住宅会社は色々ありますが、特に注文住宅づくりは一緒です。
宣伝などの売り方ばかりに気を取られ、本質を見失ってはいけないと改めて実感でき有意義な一日でした。